眺望を楽しむ家。西洋にも日本にも偏り過ぎないのが丁度いい

甲斐駒ヶ岳がよく見える立地が気に入って土地を購入したというご夫婦の家。眺望を十分楽しむために、木々に覆われた敷地の一部を伐採し、山側の窓を大きく取った。
海外での生活経験が豊富なご夫婦の希望で、家全体を西洋にも日本にも偏り過ぎないデザインに。奥様は「中村さんが設計した家を何軒か見せてもらったら、どれも楽しい感じがした」と話す。この家も、ダイニングから張り出す洋風の土間や、細い開口部がある小屋裏といった変化が楽しい。 
無垢の木や漆喰を使うことも、ご夫婦の当初からの希望。自然素材の家は都会とは違う空気のおいしさを感じながら暮らすのに最適で、長い間過ごしていても心地がいい。